記念硬貨などの質入れはできますか

【質問】

記念硬貨をもっていますが使用して終わりにしたくありません。記念硬貨などの質入れはできますか?

 

【回答】

記念硬貨で質入れする事は出来ますし、須賀質店での取引実績はとても多いです。特に天皇陛下御即位記念硬貨や各オリンピック記念硬貨をよく取引させていただいております。

 

 

質入れ実績が多い理由とは

記念硬貨の使い道としては、紙幣や硬貨と同じようにお店で使用することができ、かつ銀行に持っていき両替すれば紙幣と交換することもできます。しかし記念硬貨の価格は基本的に額面以上で販売されているので、額面の金額で使用することは理にかなっていません。

 

その結果現金として使用したくはないが、現金が必要という方が質入れされる傾向にあります。現金が必要だが限定発行でもう手に入らないし、できれば手放したくないという方は一度須賀質店の質入れを利用してみてはいかがでしょうか。

 

 

記念硬貨を質入れする際のメリットデメリット

記念硬貨を質入れする際のメリットを紹介いたしましょう。質屋が取引する商品としてブランド時計や鞄、貴金属等が一般的です。これらの商品は時期や株価、人気度等によって常に相場が変動しています。

 

しかし、記念硬貨は額面の90%(←須賀質店の例)で質入れすることができるので、金額のばらつきはありますが相場が下がることがありません。

 

また質屋のシステム上質預かりの場合、相場が下がることを見越して買取よりも査定金額が低くなります。だいたいブランド時計ですと買取と質預かりの金額の差は5~10万円、大きいものですと30万円ほどになる商品もあります。しかし相場が下がらない記念硬貨の場合は、買取金額と質預かりの金額差は大きくても数万円程度しかありません。

 

しかしデメリットもあり、相場が上がることもないということです。例えば昭和61年の10万円天皇陛下御即位記念硬貨の例ですが、1000万枚発行されたことでプレミア価格がつかなくなってしまったことが原因です。

 

また金製の記念硬貨であっても、金の相場による影響はありません。たまに金として売ったほうが額面以上になると思っている方もいますが、一般紙幣を破いたりコインを変形させたりすることと同様に、記念硬貨を金として再利用することは日本国内では違法になりますのでご注意ください。

 

また余談ではありますが、記念硬貨の偽造は偽札同様厳罰の対象になります。

 

 

記念硬貨の取引実例

 

記念硬貨は多くが額面の価値になってしまいますが、一部の記念硬貨は額面以上の価値があることが有ります。おおよその評価ですが、10万円金貨の様な高額な金貨よりも、1万円金貨、5万円金貨の方が額面に対する評価は高いようです。

 

 

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 ①天皇陛下御在位60年記念金貨(10万円記念金貨)

昭和61年に、昭和天皇在位60年を記念して発行された10万円記念金貨です。直径が約30mm、重量が約20g、純金(24金)で出来ています。発行された記念硬貨は500円白銅貨、1万円銀貨、10万円金貨の3種類が発行されました。

こちらの金貨は1000万枚以上発行されて、希少価値が無いようで額面での評価になってしまいます。

 

 

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 ②天皇陛下御在位記念金貨(10万円金貨)

平成3年に、現在の天皇陛下の即位記念として発行された10万円金貨です。直径が約33mm、重量が約30g、純金(24金)で出来ています。①の昭和天皇御在位60年記念金貨と比較して発行枚数が200万枚と少なかったせいが、額面以上の価値があり、須賀質店でも11万円~12万円程度で買取いたします(平成29年12月現在)

 

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③皇太子殿下御成婚記念金貨(5万円金貨)

平成5年に、現皇太子 徳仁親王と小和田雅子さんの婚約を祝って、皇太子殿下御成婚記念として発行された5万円金貨です。直径が約27mm、重量が約17g、純金(24金)で出来ています。発行枚数は約200万枚と少ないので、額面以上の価値があり、須賀質店でも7万円~8万円程度で買取いたします(平成29年12月現在)

 

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④天皇陛下御在位記念金貨(1万円金貨)

平成11年に、現在の天皇陛下御在位10年を記念して発行された金貨です。直径が約28mm、重量が約20g、純金(24金)で出来ています。こちらの金貨は御在位20年を記念した金貨もあります(⑤参照)

 

発行枚数は20万枚と少なかったために、額面以上の価値があり、須賀質店でも5万円~8万円程度で買取いたします(平成29年12月現在)

 

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 ⑤天皇陛下御在位記念金貨(1万円金貨)

④の金貨の御在位20年記念版の金貨です。直径、重量、材質は全て御在位10年金貨と同様です。御在位20年記念金貨も額面以上の価値があり、須賀質店でも5万円~8万円程度で買取いたします(平成29年12月現在)

 

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⑥長野五輪冬季大会記念金貨

平成10年の第18回冬季オリンピックは長野で開催され、長野オリンピックと呼ばれました。各種目のデザインが施されて、ジャンプ、フィギアスケート、スピードスケートのデザインがあります。直径が約26mm、重量が約15.6g、純金(24金)で出来ています。額面以上の価値があり、須賀質店でも5万円~6万円程度で買取いたします(平成29年12月現在)

 

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⑦日本国際博覧会記念金貨(1万円金貨)

平成16年の愛知県愛知郡長久手町豊田市と同県瀬戸市の2会場で開催された博覧会を記念して発行された金貨です。直径が約26mm、重量が約15.6g、純金(24金)で出来ています。額面以上の価値があり、須賀質店でも5万円前後で買取いたします(平成29年12月現在)

 

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⑧ワールドカップ日韓共催記念金貨(1万円金貨)

平成14年に日本と韓国共催で、アジアで初めておこなわれたサッカーFIFAワールドカップ大会を記念して発行された金貨です。直径が約26mm、重量が約15.6g、純金(24金)で出来ています。額面以上の価値があり、須賀質店でも5万円~6万円前後で買取いたします(平成29年12月現在)

 

 

まとめ

 

記念硬貨も質入れすることができると前述しましたが、旧札や一部商品券、切手等を取引する質屋もあるそうです。記念硬貨や旧札、商品券、切手を買取するリサイクルショップや買取専門店はたくさんあるようですが、買取してしまうともう戻すことは出来ません。

 

質入れであれば担保として預けてお金を借りている形になるので、借りたお金を返せば品物を戻すことが出来ます。(借りている期間の利息は負担することになります)手放すかどうか迷っているのであれば、とりあえず質入れにしておいて、必要ないと決めたらその時点で買取に変更することもできます。質屋は質入れはもちろん、買取もできるのでお客様のニーズに合わせて使い分けてみることをお勧めいたします。

 

記念硬貨、旧札、商品券、切手を手放すかどうか迷っているが、現金が必要という方はぜひ須賀質店にご相談ください。