私ども須賀質店は、お客さまにご持参いただいた品物に対し、すこしでも高く査定し、すこしでも低い金利でご利用いただくことを信条としております。
質屋の業務は商品の「質預かり」と「買取り」になりますが、いずれもお金を必要としているお客さまにとっては、高く値付けされることが期待されています。また、質預かりでは高く査定されたとしても、のちのち払う金利が高ければ元も子もありません。
お客さまの立場になれば、高額査定と低金利の両方がバランスよく提示されることこそ、もっとも望ましいサービスといえます。それができる質屋は、実力のある質屋と言えるでしょう。もちろん須賀質店も、高い査定ができる鑑定眼の向上と低い金利を提供できる企業努力を続けています。
査定力、鑑定眼があれば、高く査定できる
須賀質店ではスタッフ全員が業界専門のオークションに参加し、価値を見極める目を養い、相場などの最新情報を入手しています。
そのオークションは中古市場の専門業者だけが参加できるもので、まさにプロフェッショナルの真剣勝負の場。
しかも、須賀質店の場合は全国多数のオークションに参加しています(現在7カ所)。 オークションにもそれぞれ個性があり、高級腕時計、宝石、貴金属、ブランドバッグなど、得意分野が分かれています。
したがって多彩なオークションに参加することで、トータルな鑑定眼が身につきます。このようにスタッフ全員がオークションに参加していて、しかも7ヵ所もカバーすることは、通常の質屋ではありえないことです。こうしたたゆまぬ日々の研鑽が査定力、鑑定眼の向上につながり、高額査定を可能にしています。
他店に断られた商品も積極的に受け入れ
須賀質店には、他店で質入れや買取りを断られた商品をお持ちになるお客さまもいらっしゃいます。
査定や受け入れを断られる品物には、本物かどうかの判断が難しい、壊れていて正常に機能しない、珍しい商品であるなど、それなりの理由がありますが、これらを受け入れるかどうかは鑑定士のスキルと度量に委ねられます。
私どもは他店で断られた品物でも積極的に査定し、お預かりまたは買取りさせていただいております。なぜなら、それこそがお客さまの意向に沿うことであり、鑑定人の成長にもつながるからです。
質蔵にある豊富な商品が目利きを育てる
査定力の向上にあたっては、とにかく多くの商品を見ることが最大の勉強になります。
須賀質店の店頭には毎日多数の商品が持ち込まれ、鑑定士は日常的にそれらの品を査定、観察することが求められます。
目利きというのは一朝一夕に養えるものではありません。日々の積み重ねの中から自然に身につくものです。毎日多数持ち込まれる商品、そして契約が終わり質蔵に保管されている商品は、須賀質店にとって貴重な師匠でもあるわけです。
私どもは以上のように日常的に査定力、鑑定眼を鍛える努力をしています。これにより、お客さまにご満足いただける高額査定が可能になるのです。
高く査定してもらうための5つのポイント
さらに、お客さまの側で、高い査定を受けるためのコツもあります。ほんのささいなことではありますが、これらができているのと、できていないのでは、大違い。お客さまと質屋との信頼感にも影響します。質預かりや買取りに商品を持ち込む場合は、ぜひ参考にしてください。
1.商品はきれいな状態で持っていこう
商品にホコリや汚れがあると印象が悪くなります。こまかい部分が見えず、査定が低めになる場合も。中古品ですから傷などは仕方ありませんが、なるべくきれいにして持ち込みましょう。
2.鑑定書、保証書、箱なども持っていこう
宝石、貴金属、時計、バッグなどは、購入時に箱や書類がついています。これらには価値があり、また貴重な情報源でもあるので、必ず商品と一緒に持参しましょう。
3.革製品はときおりチェックしよう
革製品は傷みやすいので、奥に仕舞いこまず、ときどき手入れをしましょう。特に金属部分のサビが革に移らないよう注意が必要です。型くずれさせないことも大切です。
4.バッグは日頃からきれいに使おう
バッグで注意すべき点は内部です。化粧品や飲み物のシミ、ボールペンの跡などで汚れていませんか?落ちない汚れは査定に影響します。普段からきれいに使うように心掛けましょう。
5.時計は電池を入れて動く状態で持参しよう
電池式の動かない時計は、電池切れか故障か、すぐに判断できません。査定には商品が機能することを確認してから持ち込みましょう。機械式の時計も同様に、壊れている機能がないかどうかチェックしておきましょう。円滑で印象のよい査定が期待できます。
ここまでお読みいただくと、高額査定はお客さまと質屋のチームプレイでもある、ということがご理解いただけると思います。
低金利こそお客さまへの最大のサービス
質屋がお客さまから品物を預かってご融資する「質預かり」では、お貸しする期間に応じて金利をいただいております。質屋の金利は質屋営業法により金利の上限が定められており、その範囲内で質屋は自由に金利を決めています。お客さまの立場になれば、金利は低いほどありがたいわけで、須賀質店は「低金利」にもチャレンジしています。
どんなに高く査定されても、金利が高いのでは本末転倒です。須賀質店は低金利こそ最大の顧客サービスと考え、金融情勢等を見ながら常に適正な金利への見直しを行っています。直近では平成24年11月1日に金利を引き下げ、さらに融資が受けやすくなりました。
余談ですが、須賀質店が先代から事業を引き継いだ頃に較べると、金利は大きく下がっています。低金利は時代の趨勢です。有効に利用しない手はありません。便利で安心な質屋の融資をぜひご検討ください。
100万円以上 | 借入額の1.2% |
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30万円以上100万円未満 | 借入額の1.5% |
10万円以上、30万円未満 | 借入額の1.8% |
10万円未満 | 借入額の2.3% |
2019年4月19日現在
なぜ低い金利が実現できるのか
低金利で融資すれば、当然のことながら、質屋の利益は少なくなります。質屋の経営にとってはリスクといえるでしょう。しかし、私ども須賀質店は、積極的にリスクを取ることを選びました。なぜかといえば、先ほども触れたように低金利はお客さまへの最大のサービスだからです。では、須賀質店の低金利は、なぜ実現できたのか、ご説明しておきましょう。
店頭販売をしない
質屋は、質流れ品やオークションで仕入れた中古品を店頭販売していることが多く、そこには人件費や販売管理費が発生します。また販売のためのスペースも必要となります。須賀質店の場合は店頭販売を一切行わず、質預かりと買取りを専門にしているため、余計な経費が掛かりません。その分を低金利のために充当することができます。
専門業者だけが集まるオークションを活用
須賀質店が店頭販売をしていないことで、「高く買取りができないのでは?」とお考えになるお客さまもいらっしゃるようです。しかし、鑑定士にはこれまでに蓄積したスキルとノウハウがあり、また中古市場におけるオークションの活用で、まったく問題はありません。特に専門家だけが参加できる業界のオークションには全国に多数参加(現在7カ所)して、換金ルートを確保しています。ここで生まれた利益も低金利に活かされています
須賀質店は、上記のようなポジショニングにあり、質預かりと買取りに特化しています。それが低金利でも順調に経営していける秘訣となっています。このマネジメントの正しさは、大正9年創業以来、90年余の歴史が証明しています。