質屋の業界基準と、須賀質店の独自基準
質入れ(質預かり・融資)にしても、買取りにしても、そこで支払われる金額はお客様が持ち込まれた商品の査定によって決まります。
ここで注意しなくてはならないのは、
同じ品物を須賀質店とA店、B店に持ち込んだ場合、それぞれの査定額が違う可能性があることです。
それは業界共通の査定基準だけでなく、個々の質屋が独自の査定基準を持っているからです。
質屋はお客様がお持ちになった商品を中古市場に出した場合、いくらの値がつくのか、その相場を熟知していなければなりません。
また商品の値段は変動しますので、お預かりしている期間に値段が動くこともあります。ある程度、それを予測して査定する必要があります。
査定基準となるのはオークション市場の価格
では、査定基準となる中古市場とは何かといいますと、専門業者が参加するプロフェッショナル対象のオークションがあり、そこで流通する価格が基本的な基準となります。
通常の質屋であれば数ヵ所しか参加しないオークションですが、須賀質店は全国各地のオークション市場に多数参加(現在7ヵ所)しています。
全国各地のオークションに参加する理由は、それぞれのオークションに個性があり、同じ商品を処分するのでもオークションによって落札値が異なるためです。高価査定を実現するために、より高い落札価格がつくオークションを求めていった結果、「全国各地のオークション市場に7カ所参加」というところに落ち着きました。
しかし、オークションの落札値は常に変動している生き物のようなものですから、今後も須賀質店独自の調査を続けてすこしでも多くのオークションに参加し、高額査定に生かせるように努力を続けてゆくつもりです。
また、数字にあらわれないようなリアルな情報も、現場にフィードバックしているところが私たちの強みだといえます。
須賀質店の場合は、オークション市場の調査以外にも、商品の特性、たとえば値段の変動がよく起きるものか、メーカーのサポート体制は充実しているかどうか、などを独自に調査したりオークションのバイヤーにヒアリングしたりして、独自の査定をしています。
その結果、私たち須賀質店は常に「基準に近い値をつけている」と自負しています。
質屋が「高くお貸しする」あるいは「高く買取る」というときの、「高く」の意味は、これらの基準にできる限り近い値段で査定するということです。須賀質店は業界基準(中古市場の相場)と独自基準(商品力や価格変動の予測等)をもとに、お客様にご満足いただける査定をめざしています。