質屋の店頭で仕事をしていると、様々な商品が持ち込まれてきます。私たち質屋人も、どんな商品が持ち込まれても対応できるように知識と情報を仕入れておかなければならないですね。
さて、最近では少なくなりましたが大きな色石の付いた指輪についてお話しします。色石というのはルビー、サファイア、エメラルド、オパール、ヒスイなど、色の付いた宝石のことです。この色石を中心に据えて、周辺にダイヤをちりばめてプラチナや18金で枠を作れば、色石の付いた指輪の出来上がりです。
たとえばエメラルドを例すると、エメラルドそのものの大きさはもちろんですが、エメラルドの緑色の濃さ、輝き、内包物の有無が買取価格や質入れ価格に大きく影響します。色石(カラーストーン)は、色をきれいに見せるために、多くの場合加工をほどこします。これらはエンカンスメントと呼ばれますが、中に樹脂を入れたり色を入れなおしたりしてきれいに見せてしまうんですね。こうして人が手を施したような色石(カラーストーン)は、当然買取・質入れ価値は下がってしまいます。
弊社ではたくさんの色石付きの宝飾品を扱った経験から、質の高い宝石は特に高額査定して買取、質入れをおこなっています。