2008年のリーマンショックのころからでしょうか、大学生・専門学校生をもつ親の年収が増えていないために、彼らへの仕送り金額は減少傾向にあり、その分アルバイトをして自分で学費や生活費を稼ぐ学生が増えているといわれています。
しかし授業に出席したり、授業のための予習や復習、サークル活動などが忙しく、アルバイトに割く時間が取れない!という学生も多いのではないでしょうか。いざというときは誰かからお金を借りて、当座をしのいでみるのも良いかもしれません。こちらのページでは学生がお金を借りる方法や、学生がお金を借りる時に気を付けておいた方が良いことについてお知らせします。
目次
そもそも未成年や学生は、お金を借りることが出来るのでしょうか?
ローンを利用する、金融機関からお金を借りることができるのは社会人だけかと思いきやそうではありません。社会人に比べると金額は少なくなったり、金利が高くなったり、申し込みの手続きが複雑だったりしますが、日々の時間の大半を勉強に費やさなければならない学生でも未成年でもやり方次第ではお金を借りることが出来ます。
未成年や学生がお金を借りるために、越えなければならないハードルは何でしょうか?
多くの金融機関が設けているハードルは「20歳以上であること」、「安定した収入があること」の2つです。
「20歳以上であること」というハードルが設けられている理由は、法律上、未成年者は原則自分1人の判断だけで契約行為を行うことができない存在として扱われています。そのため多くの金融機関ではローン契約は20歳以上からと年齢制限を設けています。
実際に大手の銀行や消費者金融では、社会人として毎月給料を得ている人でも20歳未満の未成年はローンを申し込むことができません。ただ、少数とはいえ、未成年でも18歳以上の学生であれば申し込み可能としている金融機関も存在します。しかし、親を保証人にしなければならない、金利が相場より高い、小規模な業者が多くそもそも自分の近所で見つけられないなどのデメリットがあります。
また収入条件ですが、学生の場合、どの金融機関も原則一定の場所で定期的にアルバイトをしていれば収入があるとみなします。もちろん、アルバイト先での勤続年数や月収によって借り入れできる金額は変わってきます。
アルバイトであっても一定時間以上の仕事をして安定した収入があることは、お金を借りた後に返済を続けてゆくうえで間違いなく必要なことなので、ハードルとして設けられているのでしょう。
未成年や学生はどこでお金を借りるのが良いのでしょうか?
20歳以上で定期的にアルバイトをしている学生であれば、社会人同様に銀行や消費者金融でローンを申し込めます。しかし実際にお金を借りられるかどうか、いくら借りられるのかは審査結果により異なります。
一般的に銀行の方が消費者金融の審査よりも厳しいといわれていますが、その分金利は銀行の方が低くなるので、収入が低い学生は銀行で借りることをおすすめします。しかし消費者金融の中には初回に限り1ヶ月間利息無料といったキャンペーンを行っている会社もあるため、短期間の返済を考えている場合は、無料キャンペーンを実施している消費者金融からの借入れを考えたほうが、総支払額や手続きの作業量などを考えてお勧めだったりもします。
今では銀行や消費者金融もスマホで借入れの詳細を見ることが出来るので、自分自身の借入れや返済計画に合った金融機関を選ぶことが出来ますが、銀行系の金融機関は金利が低い代わりに、審査のハードルが高く必要書類や条件も厳しくなる傾向にあります。
未成年者にお金を貸す金融機関は少なからずあるようですが、親が連帯保証人にならなければならなかったり金利が高く設定されていることを考えれば、後で解説するように金融機関よりも質屋の利用を考えたほうが良いかもしれません。いずれにしても、自分の計画に合った金融機関を選ぶと、よりお得にお金を借りることができるでしょう。
学生が選べるローン商品はどんなものがありますか?
銀行や消費者金融の各社は、借りる人のニーズに応じていろいろなローン商品を扱っています。例えば学費に使える教育ローンや運転免許取得や自動車購入費用に使えるオートローン、住まいのリフォームのためのリフォームローン等、お金の利用目的が明確なローンは借入れ額が大きく、借入れ審査の内容も簡単なものになっている場合があります。
ただし、こうした目的が決まっているタイプのローンは、条件に「収入が200万円以上」や「勤続年数が1年以上」と学生では越えられないようなハードルを設定している金融機関もあります。申し込みの前に条件をチェックしておくと良いでしょう。
使用目的がはっきりしているローンに対して、資金使途を問わないカードローンもありますが、学生が借入れする場合はこちらのローンを組むことになるでしょう。資金使途を問わないカードローンは条件が厳しくなることが多いので、条件の詳細はチェックしておく必要があります。
【 関連コラム 】
カードローンなら保証人不要
学生でも借りることができるローンとして代表的なものがカードローンです。カードローンはほとんどの金融機関で原則担保や保証人なしで利用できます。そのため、親や周りの友人達に借金のことを知られたくないという学生も安心して申し込めるローンといえます。
学生が銀行や消費者金融からお金を借りる時に気を付けること
学生でも「20歳以上である」「アルバイト等で定期的な収入がある」ことを満たしていれば、条件が付くもののお金が借りられることを説明してきました。しかし、銀行や消費者金融でお金を借りるときにはいくつか注意すべき点があります。
まず、ローン申込み後、すぐにお金が手に入るわけではないことを認識しておく必要があります。申込み後は、借入れ申し込みの内容が借入れの条件を満たしているか否かの審査の時間が必要ですし、金融機関によってはアルバイト先に本当に在籍しているのかといった確認の電話を行う所もあります。そのため申込みから審査を通って、自分の口座にお金が送金されるまでに何日間かの時間が必要になります。
また借りたお金はきちんと返していかなければならないので、自分のアルバイト代や仕送りから返済金を確保しておく必要があります。返済金のせいで生活費や学費が足りなくなったということがないよう計画的に利用しましょう。
質屋であれば、未成年であっても学生でも問題なくお金を借りられます
未成年や学生でお金を借りられる場所として銀行や消費者金融を紹介しましたが、質屋という選択肢も考えられます。
質屋はアクセサリーやブランドバッグといった物を担保として預ける代わりに、お金が借りられる店舗です。金融機関のローンと異なり収入の有無や大小は一切関係なく、預ける物さえあれば利用できるので、学生でも18歳以上であれば未成年でも比較的利用しやすい存在といえます。
また原則店舗に行けばその場で物を査定し、その物に見合った金額を貸してもらえるので、即日でお金を手に入れることも可能です。
もしも、お金を返せないときも質屋なら安心です。期限までにお金を返せないとき、物の所有権は自分から質屋に移ります。そうすると預けた物は自分から離れることになりますが、お金は一切返す必要が無くなります。返済に不安がある未成年や学生も質屋なら安心して利用できるでしょう。
質屋のデメリットとして、必要額まで借入れが出来る品物を用意しなければならないという点があります。未成年や学生が貴金属でできたアクセサリーやブランドバッグを所有している確率は、社会人ほどには高くないと思われます。
須賀質店の店頭でも、若い学生のお客様が高価なブランド品を質入れに来ることがたまに有り、本人確認のために身分証明書を見せてもらったところ未成年であることが判ったので、あまり分不相応な高価な品物だったので、品物の所有者をお尋ねしたことがありました。するとほとんどのお客様はご両親から借りたとかの場合が多いようです。
質屋での借り入れは、個人信用情報機関の記録に残らない
銀行や消費者金融からお金を借りた場合、いつ、どこでいくら借りたのか、返済状況はどうなっているのかについて「個人信用情報」と呼ばれる情報に記録される仕組みとなっています。
また万が一返済が滞った場合も記録に残ります。金融機関からの借り入れはこの情報に基づいて審査が行われるため、あまりに多くの借り入れがある人や延滞の記録がある人は新たなローン契約をすることが難しくなるともいわれています。
一方で質屋の利用は個人信用情報に記録されることはありません。質屋でお金を借りるときは信用情報ではなく、担保に入れてもらう物の価値を審査対象とするからです。そのため将来のためにもあまり借り入れの記録は残したくないと考える学生や、若い未成年にとっても質屋は強い味方であると言えるでしょう。
須賀質店であれば未成年でも学生でも問題なくお金を借りれます
人生で1度きりの学生生活、アルバイト代や仕送りだけでは出費に追いつかないときはお金を借りることも選択肢の1つです。学生でも未成年の方は、通常の金融機関では借入れが難しいので、無理のない借り入れのために、即日借り入れ可能で、万が一返済できなくても安心な質屋の利用も検討してみてはいかがでしょうか。
このサイトの運営会社 須賀質店は大正9年創業、創業100年を迎える東京五反田の質屋で、現在は東京都内 池袋、渋谷、五反田で営業しています。年間の質入れ取引高は20,000件を超えており、多数の取引の中で品物の価値を見極める能力が養われ、多くのお客様にご利用いただいています。
こちらのページでもご紹介した通り、銀行や消費者金融では借入れが難しいお客様は、質屋をご利用になるケースが多いように思います。学生の方、特に学生でも未成年の方は学業やクラブ活動などが忙しくて、アルバイトをする時間もなかなか取れないのはいつの時代も同じです。
最近ではリサイクルショップや買取専門店が増えて、貴金属のアクセサリーや指輪、ブランドバッグを買取する店舗は増えましたが、買取で手放してしまうとお金を手にすることは出来ますが、それで終わりになってしまいます。
質屋は担保として預けられるものを用意できれば、お金を借りることが出来るし、借りたお金と元金を返済すれば預けた品物を取り戻して、繰り返し利用することが出来ます。質屋のシステムとは、18歳以上の方で質入れできる品物と身分証明書があれば、未成年でも学生でも専門学校生でも問題なくお金を借りることが出来て、仮に返済できなくなっても預けた品物を諦めれば、その後の返済は必要がなくなり催促や取り立てもないシステムなのです。
未成年の方や学生の方でも、お金を借りるのに質屋を利用してみようという方は、ぜひ須賀質店に相談してみてください。池袋、渋谷、五反田の3店舗は、どの店舗も質入れのシステムは同じですので、ご都合の良い店舗に相談してみてください。