大宮の質屋について

東京池袋、渋谷、五反田、都内3店舗で営業している須賀質店が大宮の質屋について解説しています。埼玉県の大宮周辺で質屋を探している方は参考にしてください。

 

大宮の質屋

東京から北へ約40㎞、各駅停車である京浜東北線に乗って約50分ほどで大宮駅には到着します。上野東京ライン+高崎線を利用すれば約30分で到着する大宮駅には、東京都のとなり 埼玉県の駅だという印象はあまり感じられません。大宮から浦和、川口の各駅は、埼京線や上野東京ラインの整備によって、東京都内へのアクセスが劇的に向上した駅と言われています。

 

このサイトを運営している須賀質店の管理人は、若いころに川口、浦和、北浦和、与野で仕事をしていた経験があり、当時の川口市、浦和市、与野市にはとても懐かしい感覚があります。浦和市、与野市、そして大宮市は2001年に合併してさいたま市になりましたが、県庁所在地だった浦和市よりも大宮市のほうが駅周辺の活気があふれていたと思うのは自分だけでしょうか。大宮駅周辺には有力な質屋が4件ほどありました。

 

 

大黒屋質大宮駅前店 さいたま市大宮区大門町1丁目45−2

業界最大手の大黒屋さんの店舗です。1階でブランド品の販売、2階で買取と質入れをおこなっています。赤、青、黄色の特徴的な看板と、ブティック調の明るい店舗が特徴です。

 

 

大黒屋大宮西口大栄橋店 さいたま市大宮区桜木町2-362

業界大手の大黒屋さんの店舗です。こちらの大黒屋さんは先の大黒屋さんと別会社で、オレンジ色の看板と打ち出の小槌が特徴的な看板を掲げているお店です。ブランド品の買取、販売、金券の販売をおこなっている様ですが、質入れはやっていない様です。

 

 

ゆづき質店 さいたま市大宮区宮町1丁目91

創業昭和27年、大宮駅東口から徒歩3分の好立地で営業をしている質屋です。指輪、ネックレス、バッグ、時計の販売をおこなっており、インターネットでの販売にも力を入れています。

 

 

ウブロ(望月商事) さいたま市大宮区宮町1丁目-38

大宮駅東口の徒歩圏に店舗を構えている創業1956年の歴史ある質屋です。店舗でのブランド品、アクセサリー、時計の販売をおこなっているだけでなく、インターネットでの販売、さらには複数の催事にも参加しています。

 

 

さいたま市の大宮区とは

昭和世代の管理人的には、大宮と言えば「大宮市」なんですが、まずは大宮区が属しているさいたま市について説明したいと思います。2001年5月1日に旧大宮市・旧浦和市・旧与野市が合併(その後旧岩槻市を編入)して新設されました。人口約130万人の政令指定都市であるさいたま市は、桜区・浦和区・南区・緑区・西区・北区・大宮区・見沼区・中央区・岩槻区の10区から成り立ち、浦和区は県庁所在地です。大宮区は市中西部に位置しています。

 

大宮区はJリーグのクラブである大宮アルディージャがホームタウンとしており、アルディージャのチームカラーであるオレンジが区の色に採用されています。ちなみに同じさいたま市内の浦和区は、同じくJリーグの浦和レッドダイヤモンズがホームタウンとしています。埼玉県民・さいたま市民の中でも応援するチームが異なる為、両チームが対戦する「さいたまダービー」はとても白熱した戦いをみる事ができます。

 

 

交通面ではJR東日本・東武野田線・埼玉新都市交通(ニューシャトル)の大宮駅があります。大宮駅は新幹線・在来線ともに都心と北関東地方・東北地方・信越地方を結ぶ路線の分岐点に位置するターミナル駅です。乗り入れ路線数は東京駅に次いで全国2位となっており、日本を代表する駅の一つですね。

 

 

駅周辺にはデパートや商業施設が多く、大宮南銀座は県下最大の歓楽街として有名です。本社機能を置く企業も多く、テレビCMで馴染み深いハウスメーカーのアイダ設計や、約400店舗の日高屋を運営するハイデイ日高、配置薬やセイムス等のドラッグストアを展開する富士薬品など、他にも多数の企業があります。

 

 

 

江戸時代には宿場町として栄えた大宮宿

現在は政令指定都市であるさいたま市の中核を担う大宮区ですが、古くは宿場町として栄えていました。宿場町とは、街道沿いに宿駅を中心に発達した商業集落の事で、大宮宿は江戸時代に整備され栄ました。現在は国道17号線が通る大宮ですが、これは中山道として江戸時代に五街道の1つに数えられた陸上幹線道が基になっています。

 

中山道は江戸の日本橋と京都の三条大橋を内陸経由で結ぶ街道です。明確にいつからと言うのはわかりませんが、中山道は古くから存在しており日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国平定の帰途として用いたと記されているようです。

 

 

江戸時代になると本格的に整備されはじめ、浦和宿と上尾宿の中間地点として人・馬に休息を与える宿場町として繁栄します。本陣1・脇本陣9・旅籠25と中山道69次の中で最高の軒数を構えていました。

 

 

鉄道の発達によって宿場町としての役目は明治時代に終えますが、現在でも氷川神社・お女郎地蔵・火の玉不動と史跡があり、当時を感じる事ができます。

 

 

宿場町と質屋の関係

こちらのページの最初に、現在の大宮駅周辺の質屋 4件を紹介しましたが、駅から少し離れたエリアにも質屋は数件ありました。質屋はその業種的な特性から、人目に付きにくいエリアで営業することが多いと言われています。現在はリサイクルブームであり、リユースが広く浸透したために、中古ブランド品や中古腕時計などの販売を前面に出した質屋が、駅前や歓楽街の中心で営業するようになりました。

 

先の大宮駅周辺の4件の質屋は、いずれも中古ブランド品、ブランドバッグの販売をおこなっていて、販売の店舗はブランド品ブティックと同じくらい明るくクリーンな店舗となっています。でも、大宮が宿場町として誕生して、江戸時代には中山道の大きな拠点に発展する過程で、質屋はどんな役割だったんでしょうね。

 

 

人々が移動する拠点の街には、当然人とモノとお金が行き交うことになります。お金のやり取りが頻繁に行われるようになれば、お金の取扱量も増えてきて、質屋が登場する場面も多かったに違いありません。質屋はお金だけでなくモノを買い取ったり預かってお金を回す役割を担っていましたから、現在ほど仕事が細かく分かれていなかった江戸時代などは、たくさんの質屋が大宮宿に存在していたに違いありません。

 

旅の途中で急にお金が必要になり、旅人は手持ちで金目になりそうな品物を大宮宿周辺の質屋に持ち込み、お金を調達したかもしれません。旅の途中で病気になる旅人もいたでしょう。こうなると医者に診てもらったり薬を手当てするのに手持ちのお金では足りずに、大宮宿の質屋に質草になるような品物を持ち込み、質屋でお金を調達したに違いありません。

 

 

旅人だけでなく、大宮宿で商売をしていた商売人たちは、日々の仕事を回してゆくために資金繰りをしなければなりません。こうした大宮宿の商売人たちも、仕入れの資金繰りや月末の資金繰りをやりくりするために、大宮宿界隈に複数存在していただろう質屋に、質草になる品物を持ち込んでお金を借りていたことが想像されます。

 

 

大宮の質屋を利用している人たちは?

宿場町だった江戸時代の大宮宿はさておき、現在の大宮で質屋を利用する方はどのような方々でしょうか。東京から大宮まで来る間に、赤羽、川口、浦和といった主要な駅がありましたが、こちらのどの駅周辺にも質屋は存在していると言われています。そして大宮周辺には、現在も営業を続ける有力な質屋が複数あることは冒頭でもご紹介いたしました。

 

 

大宮駅東口を出てすぐ右手側一帯は、通称「南銀座」とか「ナンギン」と呼ばれる歓楽街が広がっています。質屋と歓楽街の関連は、東京をはじめ日本のどちらの都市でも、なかなか深い関連が有るように思います。日本一の歓楽街 新宿をはじめ、池袋、渋谷、上野、蒲田、川崎など、どちらの歓楽街にも有力な質屋があり、歓楽街で仕事をしたり、歓楽街に通い詰める方々の資金繰りに応えているといわれています。

 

歓楽街で仕事をしている方々と言えば、居酒屋、飲食店、クラブやバー、そして風俗店等がありますが、いずれのお店も経営者の方も現場の先頭に立って運営している方々が多いといわれています。歓楽街の店舗経営者は、現場の仕事だけでなく店舗運営の資金繰りもみていることがほとんどで、日々の仕入れから月末の従業員の給与支払いまで担当していることがほとんどです。

 

 

歓楽街で店舗を運営する経営者は、現場の仕事をしながら資金繰りまで管理するという多忙さから、金融機関への書類の提出や月々の試算表を提出することが難しいことが有ります。そのために、歓楽街の経営者は、質屋で資金繰りをしている方が多数いて、自身の所有する時計やブランドバッグ、18金の喜平ネックレスなどを質入れしてお金を借りているといわれています。

 

大宮の南銀座 ナンギンで店舗運営をしている経営者のなかにも、大宮駅周辺の質屋を利用し、所有している時計、ブランドバッグ、アクセサリーを質入れしてお金を借りて、急な資金繰りをした後に質屋に元金と利息を返して品物を取り戻しているかもしれません。通常の金融機関であれば、決算書を用意して融資申込書を記入し審査をするので、お金を手にするまでに1週間程度必要といわれていますが、質屋であれば品物を持ち込み査定してお金を借りるまでに10分~20分程度です。担保になる品物が有れば、必要な時にお金を借りることが出来るのも質屋の特徴のひとつで、大宮南銀座で店舗を運営する経営者の方々は質屋のメリットを熟知しているといえるでしょう。

 

 

また、大宮の南銀座に利用している方々の中にも、急な飲み会に出なければならなくなったとか、給料日前に資金不足に陥ったといった時に、大宮駅周辺の質屋で給料日前の数日間の資金繰りをした方もいるはずです。皆さんが普段使っているスマホ 特にIphoneやIpadは、機種や状態にもよりますが30,000円~50,000円で質入れすることが出来るので、給料日前の数日間を乗り切るには十分な質草になりますね。

 

質屋というとロレックスやエルメスといった高額品の質入れを連想しがちですが、IphoneやIpadといった携帯端末を預けて数万円を借りる需要は、当サイトの運営会社 須賀質店の各店舗で数多く確認されているので、大宮の質屋でも同様の取引は多いことが想像できます。

 

 

大宮の質屋 まとめ

こちらのサイトの運営会社である須賀質店が、大宮の質屋について解説いたしました。大宮の質屋は、その発祥を江戸時代までさかのぼり、中山道の宿場町である大宮宿の周辺で、旅人や大宮宿で商売をする方々の資金繰りに関わってきたことが想像できます。その後大宮は、東京から北へ向かう交通の拠点として発展し、駅周辺は大型の歓楽街が広がる街として栄えてきました。現在の大宮の質屋は、質入れだけでなく店頭での販売にも注力していて、大宮の質屋の店頭は高級ブティックを思わせるくらいに明るくクリーンな店頭になっています。

 

 

また大宮の質屋は、大宮駅南側に広がる歓楽街 ナンギン地域の飲食店や風俗店の経営者の資金繰りにも深くかかわり、日々の資金繰りから月末の支払いなどの資金需要に応じていると思われます。自分で店舗を運営している経営者が、自身の高級腕時計や宝石などのアクセサリーを質入れして運転資金として利用している事例は、大宮に限らず歓楽街のある街では良くみられることです。

 

 

こちらのサイトの運営会社である須賀質店は、大宮には店舗はありません。しかし、大宮、浦和、川口といった地域は、埼京線や上野東京ラインの発達によって、池袋や渋谷へのアクセスがとても良くなりました。須賀質店には池袋と渋谷には、駅から徒歩圏の地域に営業所があり本店である五反田同様のサービスが受けられます。大宮駅周辺で質入れや買取の査定価格が高い質屋のお探しの方は、一度須賀質店にご相談してみてはいかがでしょうか。